塾講師採用に面接ってあるの?
塾講師の仕事というと、数多くの知識を有する有名大学の学生で、受験生時代から大手予備校に通い、高い偏差値をたたき出す人が向いているイメージがあると思います。
塾講師は、受講する生徒に対して授業を提供し、生徒の学力・モチベーション・メンタルを鍛え向上させることで志望校へ合格させることが目標となります。
この目標を達成するために、講師のスキルとして重要なものが「教科の知識」と「教える技術」です。
「教科の知識」は、イメージ通り、過去に自分自身が受験において結果を出した際の知識であり、有名大学の学生や高い偏差値で大学受験を戦ってきた方が有するスキルであります。
しかし、塾講師の仕事は、生徒とのコミュニケーションが重要な項目の大部分を占めており、「教える技術」の基礎となるのは、思い・考えを伝えるためのコミュニケーションスキルと言えます。
塾講師の採用試験には、筆記試験もさることながら、面接試験を実施することで、コミュニケーションスキルを計り「教える技術」の力量を試される場ともなります。
どんな面接?
一般企業の面接と同様、聞かれる内容のうち、ほとんどが定型的な質問となります。
「どうして塾講師になろうと思ったのですか」「自己紹介をしてください」「自分の強み弱みを教えてください」「指導経験はありますか」といった一般的な質問内容は必ず聞かれるでしょう。
採用側は、講師として生徒と向き合うことができるか、信頼のおける人間なのかといった、性格・特徴のパーソナリティを見ようとします。
高学歴・有名大学の学生だからといって無条件に採用される訳ではなく、面接を通じて人間性を問われるため、多少知識面で不安があったとしても、キャラクターによって採用されることもあります。
面接対策は?
面接で聞かれる内容は一般的なことがほとんどであり、なにか特殊なことを聞かれることはあまりないため、他業種の面接試験と同様、基礎的な「志望動機」「自己紹介」「自己分析」は事前に用意しておくことをおすすめします。
過去に指導経験がなかったとしても、ご自身が学生時代に部活動や校内行事でリーダーシップを発揮する経験を有する方も、有利に面接を進めることができるでしょう。