塾講師になるメリット
塾講師として働くメリットは価値観によってさまざまではありますが、まずは「子どもの成長に関われる」教育関連事業である点が言えるでしょう。
元々、子ども好きな方も多くいますが、仕事の成果が子どもの成長に直結するため、結果が分かり易く、自分の指導した子どもが成長する姿は、大きな達成感を得ることができます。
塾講師として指導するためには、科目に関する知識と、指導する技術が必要ですが、知識に関しては、塾講師を目指すほとんどの方が、中学受験・高校受験・大学受験といった何かしらの受験経験を有するため、知識の習得にはそれほど時間がかからないメリットがあります。
塾講師には、全国展開する大手予備校と地域密着型の中小予備校のいずれかが存在しますが、大手予備校は、指導科目がほとんど分業制であるため、1科目に専念した講義を行えるメリットがあります。
塾講師になるデメリット
塾講師として働くデメリットは、まず、子ども嫌いには難しい仕事だということでしょう。
大人と違い、子どもは感性で直感的に行動するため、指導するための技術として知識のみ伝授する方法よりも、講師自身のキャラクターを確立させて「面白い」授業が求められるため、こうした技術が苦手な方には塾講師の仕事のデメリット面が強調されるでしょう。
大手予備校の塾講師は、科目分業制を採るところがほとんどですが、中小の予備校だと、1人の講師が複数科目を担当する場合も多く、知識のメンテナンスや授業準備などに時間がかかってしまうデメリットもあります。
また、塾講師として活躍するため、指導する技術を獲得する必要がありますが、何よりも経験を積むことが近道であることから、ベテラン講師の域に達するのに時間がかかるデメリットもあります。
メリットとデメリットを比較して
塾講師として働く際には、メリット・デメリットを比較した上で、自分に向いている仕事か、自分がやりたい仕事なのかをトータルで考えることをおすすめします。
例えば、「子どもが好きか嫌いか」「過去に指導した経験があるか」「知識以外のキャラクターで自分をアピールできるか」「大手予備校で働くか中小予備校で働くか」といった質問を自分自身に繰り返すことで、適正を把握できると言えるでしょう。