塾講師の転職背景
塾講師は、勤務時間が長かったり、土日も勤務があったりと、何かと体力勝負の仕事なので、塾講師の平均年齢は20代後半とかなり若いです。
また、塾講師は定年が他の職業と比べてかなり早いため、他業種へ転職をする人も多くいます。
30代を迎えた講師は、これからどのような人生プランを歩むかを真剣に考え、そのまま塾に残って講師を続けるか、予備校などで教鞭をとるか、独立して塾の講師になるか、もしくは他業種に転職するかを選ぶ必要があります。
30代からの講師キャリア
講師の平均年齢は20代後半と低く、30代になると講師ではなく管理職や教材作成、広報に回る人もいます。
また、塾に残るだけではなく転職を考えている人たちもおり、講師としての経験を活かし、教育業界で予備校や家庭教師、教材作成会社に転職する人たちも多いです。
人気講師であれば、予備校などから引き抜かれることもあったりして、年収が1,000万円以上になる人もいます。
さらに塾講師は向上心が高く、伝える力、コミュニケーション能力が高いため、宅建や簿記などのポピュラーな資格を取得し、資格予備校の講師へ職を移す人もいます。
このように、塾講師は転職が難しいと言われがちですが、培われてきた力があるので転職でも大いに生かすことができます。
塾業界から他業種への転職
塾講師は普段から勉強を教える立場にあるため、筆記試験に強い傾向があるので、公務員を志望する人もいます。
公務員の年齢制限は多くが29歳までなので、30代からは遅いと思われがちですが、社会人枠があり、こちらは年齢が30代以上でも申し込むことができるので受験することが可能です。
公務員の業務は幅広く行っており、特に専門性が高いわけではないので、業務には順応しやすいと思います。
また、ほかの業種としては、コミュニケーション能力を活かして営業職を行うことも考えられます。
さらに、飲食店や小売店のマネジャーや店長などもあり、業務内容はきつめとなっていますが、キャリアアップもできます。
転職を考えている場合は、30代前からしっかり考えて準備をし、30代になってからすぐに活動できるようにしましょう。