教員・教師から塾講師へ転職
学校の教師は、生徒たちに対して授業だけではなく、生活指導や道徳教育、学級活動、各種活動、部活動など幅広い業務を受け持つことになります。
このように、授業以外でも多くの業務があるので、時間的には大変激務であり、実質的な休日も少なくなっています。
また、学習指導に力を入れたい教師などは、他の業務の多さなどから、転職を考える人も多いみたいです。
さらに、公立の学校などでは、学級崩壊や担任の指導に聞く耳を持たない生徒、モンスターペアレントの保護者などの影響で学校を去る教師もいます。
それに対して、基本的に塾は成績を上げたい生徒たちが集まり学習する場なので、学級崩壊などは起きず、学習指導がメインとなっているので、教員・教師の転職先として有力となっています。
科目別の塾講師へのメリット・デメリット
学校の教師・教員から塾講師への転職のメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、英語・数学・理科に限ってメリット・デメリットを紹介していきます。
科目 | メリット | デメリット |
---|---|---|
英語教師 | 近年は、英語の重要性が増してきているので、人材が求められている | いくら発音が良く深い理解力があっても、生徒の成績が伸びなければ意味がないこと |
数学教師 | ・理系の生徒が増えてきている ・数学のみに集中することができる |
好きな数学を教えても生徒の成績が上がらなければ意味がない |
理科教師 | ・理系の生徒が増えてきている ・理科を教えることだけに集中可能 |
基本的に実験がない場合が多く、実験好きには向かない |
公立教師からの塾講師への転職
公立教師から塾講師へ転職した場合、公立教師は様々な業務があり激務なため、民間の塾へ移ってからは負担が減った、仕事に集中できるなどの意見が多く聞かれます。
一方、公立の教師と塾講師を待遇面で比較してみると、給料や福利厚生、安定性などから言えば公務員である公立教師のほうが優れています。
しかし、塾講師は自分の授業に集中することができ、テストの点数などによりシビアに評価されるため、生徒の点数が上がれば単純に喜び、やりがいを感じるという声が聞かれます。
授業に自信がある方、目に見える評価が良い方には、大きなやりがいを感じるため、転職する意義は大きいと思います。