塾講師の転職事情
塾講師として仕事を行っていても、講師としてのキャリアアップのためや、塾講師に向いていないということで、転職を考える方がいます。
塾講師の転職としては、今までの経験や知識、指導技術を活かして同業他社へ転職する場合と、違う分野で活躍するために他業種へ転職する場合があります。
塾講師から転職するには、以前はハローワークや求人雑誌によって、転職する場合が多かったですが、最近では、インターネットの転職サイトや、塾講師に特化した転職サイトを使って転職される方も多くなってきています。
塾講師が同業他社への転職する場合
塾講師が自分の経験や知識を活かし、キャリアアップするために同業他社へ転職する場合があります。
今までの積み重ねが有効に活きてくるので、魅力的な転職の一形態ですが注意すべきこともあります。
同業他社は今まで在籍していた塾のライバル会社に当たるため、就業規則などで厳しく制限しているところが多いです。
就業規則では、例えば、退職後1年間転職禁止、現在の職場から10㎞以内の転職禁止などがあります。
これらは、「職業選択の自由及び就業の自由」に抵触することもあるので、効力がないとも言われており、ケースバイケースなので話し合いの上に転職される方が無難と言えます。
塾講師が他業種へ転職する場合
転職に際して、注意しておきたいことは、基本的に塾講師だけしか社会経験がなかった場合、他業種へ移るには難しい側面もあるということです。
塾講師は、生徒にモノを教えることしか出来ないと思われがちになり、大人相手の営業ができないと判断さることがあります。
また、先生気質の人もおり、今まで教える立場から上から目線になりがちなり、違う業種に転職する際にもそれを引きずる場合があることです。
しかし、塾講師自体が向上心のある人が多いので、今までの指導力に加えて、新たなフィールドで向上できる力を持っていれば成功するチャンスがあります。
他業種への転職先としては様々なものがありますが、資格予備校の講師や、教材の開発、人材育成会社への転職が比較的経験を活かせる職業となっています。